今日、出会って30年も付き合っている子と電話で話しました。
子と言っても私より一つ年下の男なので、50歳のおっさんです。(笑)

ただ、私にとっては、30年前に出会った頃の若い彼はかわいい部下だったので、今でもその感覚が残っているのです。
その頃からYちゃんと言っているので、今日も「Yちゃん、元気そうだね!」と会話していたのです。

たぶん、横でその会話を聞いていると、このおっさん、気持ち悪い~。と思うかも分かりませんね。(笑)

Yちゃんは、他の社員と違うすばらしい社員でした。

当時、私がお世話になっていた運送会社が三重県の松坂市(当時は三雲町という街)にあり、そこから海山町(これも三重県、尾鷲市のちょっと手前の小さな町)にあるヤ○コーという取引先に、夜中のうちに行って荷物の積み卸しをして朝までに松坂に帰ってくるという仕事があったのです。

そして、もう一つ、もう少し和歌山県よりに御浜町というところがあり、そこにも定期便がありました。

Yちゃんは、その御浜町の会社の担当をしてもらっていて、夕方積み込みが終わると42号線をいざ松坂に向けて走ります。

私は、当時本社の所長をしていたのですが、とても忙しい時期で昼間は所長業で事務所で仕事をして夜にその海山町まで4トントラックに乗り、R42号を往復していたのです。(今、思い出すと本当に良くやっていたな~と自分に感心します)(笑)

当然ですが、私が海山に向かうとYちゃんが松坂に向かって走ってくるので42号線のどこかで対向します。

どんどんお互いが近づいてくると、無線からYちゃんの声が聞こえてきます。

「所長、どうぞ!所長、どうぞ!」「こちら9号車!こちら9号車!」と・・

それに返事すると、「あそこのドライブインで待ってます!」というのです。

その後、ドライブインで合流すると、Yちゃんは、自分のトラックをロックして、私のトラックに乗り込み、運転席に座ります。そして「さあ、行きましょう!」と言って、私のトラックを運転しだすのです。

そうです、私が今から夜中に海山町に行って夜中に一人で仕事をするのを手伝いに来てくれるのです。
「所長は、昼間も事務所で仕事しているので大変だから、ここからは僕が運転しますので、ベッドで休んでください」というのですよ。凄いでしょ。

Yちゃんは、自分の仕事を一日がかりで終わらせ、やっと松坂に帰り、家に帰れるのに、私のことを気遣って手伝いに来てくれるとても思いやりのある子だったのです。

あ~、この子はきっと出世するな!と感じました。

普通は、自分がかわいくて、しんどいことや一銭にもならないことはできるだけ避けようとします。
しかし彼は逆です。思いやりの気持ちだけなのです。

もしかすると、今の小さな私の思いやりは、Yちゃんから学んだのかも分かりません。

もちろんその後、ずっとかわいがってきました。

そして、後に私がその運送会社をやめて独立した後、彼がその会社の専務になりました。

当然ですよね。(笑)

いまだに本当にたまにですが、私のことを思い出して電話を掛けてきてくれるYちゃんに感謝してます。

ありがとう。

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海山町の海岸